看護師は、人の命を預かる仕事です。失敗が許されないので、毎日が緊張の連続で張り詰めた気持ちでいる人は多いでしょう。
しかし看護師も人間なので、全くミスがないということはありません。ミスが続いて先輩に注意されたり医師から怒られたりといった状況が続くと、自信を失ってしまうこともあるでしょう。

自信を無くしたから辞めるというのではなく、失敗が許されない仕事だからこそ、自信を失ったと言っている場合ではありません。では、看護師として自信を失った場合、どのようにして自信を回復したら良いでしょうか。

点滴や採血、そして吸引などで失敗し、患者さんに苦痛を与えてしまったと落ち込むこともあるでしょう。しかし、経験が浅いのであれば、自信がないのは当たり前のことです。
指導している先輩方も、同じような経験をしてきています。経験を重ねることで成長し、自信を持っていくのです。

同期は上手なのに自分はできないとつい比較してしまいがちですが、他人と比べることは止めましょう。
比べるのであれば自分自身です。昨日の自分と今日の自分、そして明日の自分と比べていきましょう。比べてみて、少しでも成長している部分があればそれで良いのです。

また、患者さんとうまくコミュニケーションが取れないと自信を無くす人もいます。「患者さんから信頼を得たい!」という気負いはないでしょうか。
患者さんとは焦らずじっくりと時間をかけて向き合うようにすれば、自然とコミュニケーションが取れるようになります。

少しでもできることが増えれば、自信も湧いてきます。焦らず、一つ一つ確実にこなしていきましょう。